Hidejiの鳥撮り散歩Vol.135 バン(鷭)夏物語「至難を乗り越えて」
こんにちはHidejiの鳥撮り散歩です。
今回ご紹介するのは、Hidejiも初めて見る赤い額の夏のバンです。
というのも、いつもは冬季にしか出会っていなかったバンが、子育てのため夫婦で数匹の雛を育てているその瞬間に出会うことができました。
母親と思われる親鳥の後ろから、一生懸命ついくる雛が巣立つまでお世話をする「バンfamily」の夏物語をブログに綴りたいと思います。
バンの特徴
野鳥によくある冬羽と夏羽は色や模様が違う種がありますが、バンも一部色の変化が見られます。
そこで「バンのうんちく」・・・
全長32㎝、留鳥である。河川、湖沼、農耕地に生息し主に冬場に観られる。田んぼを見回る田の番人みたいに見えることから「鷭(バン)」。クイナの仲間で雌雄同色。夏季の繁殖期は額から嘴が赤色で先端が黄色い。頭から腹にかけては黒く翼はやや緑色がかった褐色で胴の間に白いラインがあり、後ろから見ると尾羽の両方が白い部分がある。「クルルッ」と大きな声で鳴き、水田を外敵から守る番人と言われている。若鳥(幼鳥)期は全体に褐色で額から嘴は赤くなく嘴の先端が黄色い。
冬季と夏季の違いを見比べてみると


繁殖期は「額から嘴にかけて鮮やかな赤色」。それに比べ、冬季は額が「黒ずんでいて地味な色」をしているが嘴の先端はともに黄色である。
今までは冬季でしかバンに出会っていなかったので、とてもラッキーな出会いでした。
バンの家族
バンは夏に2度繁殖するらしく、面白いことに2度目の繁殖では「先に生まれた子供達が親鳥のヘルパーとなり手助け」するそうで、小さいのに偉いですね。それに、雛は生まれてすぐに歩くことが出来るので、その分親鳥の負担も少なくて済むのかな!?
一生懸命親鳥の後についていく5羽の雛達

雄雌で協力して子育てする様子も伺えました。

雄と雌の見極めは、若干雄の方が大きく全体の色も濃く、額の赤い色がより鮮やかであると紹介されています。この写真では撮る角度なのか判別が難しいですね。
バン家族に至難がやってくる
こんなに可愛くて一生懸命雛を育てているバン家族。しかし、生き残るためにはいくつもの至難を乗り越えなければなりません。
Hidejiの目の前で悲しい出来事が待っていました。
バン家族に「極めて困難なこと」がやってきたのです・・・・とても悲しい出来事でした・・・
生き抜こう「弱肉強食の世界」から!「逃げろ!イタチだ!!」
バンも弱肉強食の世界から生き残らなければならない厳しい世界に生息しています。すぐそこに怖い生き物がバンの子供や親そのものを餌として狙っています。
その時はいきなりやってきた
緊迫感漂う尋常でない親鳥の大きな声「クルルッ クルルッ クルルッ・・・・」が聞こえてきました。川の水が波打って何かから逃げているように見える。「クルルッ クルルッ クルルッ・・・・」と鳴き続けている。これはおかしいぞ。
Hidejiが見てる目の前で「イタチ」が雛を・・・・・「逃げろ!逃げろ!!逃げてくれ〜〜〜!!!」
Hidejiも思わず叫んでしまった・・・・

1羽の雛です!逃げ遅れました。
そして空腹を満たすイタチの餌食になってしまいました。カメラを向けながらとても悲しい気持ちになってしまった瞬間です。
残ったバン一家は無事避難したのか姿が見えなくなってしまいました。少し時間がたって、危険が去ったのか再び親子で出てきました。

1・2・3・4羽の雛を確認しました。残念な結果です。1羽の雛がいませんでした。
今日はもう、そっとしておきましょう。
翌日確認に・・・
一夜明けその後バン一家はどうなったのか気になって確認に行きましたが、そっとのぞいて見ているも一家の姿を見ることができなかった。
少しして、何やら黒い影が動くのを発見し望遠鏡で覗いてみたら・・・
バン「愛の巣」そうですお家です。

まるで浮島のように見える場所に1羽の親鳥が、まるで卵を温めるかのように座り、そこにパートナーがやってきました。ひょっとしてこれから生まれる雛がここにいるのではと期待し帰りました。
翌々日のことです
再びHidejiはバンの様子を背高草の隙間から覗き見👀少し時間がたって「あっ・・居た!」

1・2・3・4・5羽の雛!? 1羽増えてる。

ちっちゃいのが混じってる。結局6羽の雛が育っていたのですね。思わずカメラを覗きながら笑顔になるHidejiです。赤ちゃんは可愛いですね。このまま何もなく大きく育って欲しいものです。
至難再び「悲劇です」
何も子育て中のこの子達になぜ試練を与えるのでしょう。
バンを観察して4日目のことです。

何か咥えていますね・・・雛に与えるご馳走のようです。

昆虫のようです。バンは雑食性なので「昆虫、甲殻類、植物の種」など食べます。「クルルッ」と鳴きながら雛に「食べ物だよ」と伝えているように聞こえました。
雛は何処にいるのか、探しているのか行ったり来たりする親鳥です。
雛が見えない。それに、いつも雛と一緒にいる片方の親鳥の姿も見えません。
この写真を撮る1時間前突然の別れがあったようです。
聞くところによると、Hidejiが来る1時間前の出来事、雄か雌かは確認できないが、片方の親鳥が「オオタカ」に襲われたようです。あっという間の出来事で、こんな時って、人はなす術もなくただただ見守るだけです。
頼みます(残された親鳥さん)
「あなた一人でも5羽の雛を育ててください、頑張ってください、応援しています」
とても嬉しくあり悲しい4日間の出来事でした。
YouTube動画も作成しています。ぜひご覧ください🙇
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