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子供が生まれてから行うお祝い行事とは!?生まれてから大人になるで行う行事をご紹介!!

2021年12月9日

初めての出産。新米パパ・ママは子供が生まれたあと、いろいろと出産祝いや、子どもが健康で健やかに育ってもらいたいと願う行事が数々あります。子どもが7歳までに行う行事に「七五三」があるのは誰しもが知っている行事の一つですね。

この 「七五三」 にも意味があるんですが、子どもが生まれてからやらなければならないお祝い行事の一つ一つに意味があることをご存じの方はどれくらいいるでしょう?

意外と知らないお祝い行事。新米パパ・ママにぜひ知っておいて欲しい行事のABCを解説します。お祝い行事は可愛いお子ちゃまの将来を願い見守ってあげる大切なパパ・ママのお仕事です♪

お祝い行事は、子どもが行う大切なお仕事!?

子供が生まれたら親御さんがやらなければならない行事がありますね。その1つに赤ちゃんの名前を付けてあげなくてはならない行事『命名』です。そして出産のお祝いを頂いた皆さんに赤ちゃんを紹介する内祝いなどが続きます。

では、生まれてから就学する7歳まで、いくつのお祝い行事を行うのか皆さんご存じですか?

子どもにはくつものお祝い行事がありますが、特に1年目の赤ちゃんにとっては全てが初めてのことです。この行事は、健やかに育ってほしいと願うお子さんの大切な仕事です。では、子供が健康で健やかに育つための行事は、就学する7歳までに、いくつの行事があるのか詳しくご紹介します。

生まれて1年目に行うお祝い行事とは!?

赤ちゃんが生まれた時から行事のスケジュールが進んでいきます。『命名』に始まり役場への『出生届』が新米パパ・ママが初めて行う大切な行事でとても責任のある行動です。赤ちゃんにとっては待ちに待った自分の名前が決まる瞬間ですね。この時から始まる赤ちゃんのお仕事を順を追ってご紹介します。

出産後7日で行う『お七夜(おしちや)』

産まれた日から数えて7日目に行う『お七夜』とは、その昔、まだまだ医療が進歩していなかったころは産まれてすぐに亡くなる赤ちゃんが多かったそうです。それで人々は「7日間生きていてくれれば大丈夫だろう」といって、名前もつけづに見守っていたそうです。

そして、この7日が過ぎやっと命名する名づけの日となり、それが『お七夜』という行事となった訳です。現在では、病院で出産し1週間の入院で赤ちゃんとお母さんが療養し自宅に帰る日となります。

その時、『お七夜』の行事として、赤ちゃんの枕元にはお頭つきの鯛をお膳にのせ、「生まれたばかりの柔らかい頭が早く固まり、しっかりするように」と願いをこめた石をのせたりします。私の経験では、石を載せるまではしなかったですが、大きなお鯛さんをお膳に載せ命名した色紙を添えて写真を撮ったものです。

『お宮参り』は生後1ヵ月!?

赤ちゃんが「おぎゃー」と生まれて28日~30日(生後1ヵ月)後に『氏神様』の氏子(うじこ)となり神様にお守りいただくために『お祓い(おはらい)』を受ける行事です。今では、大きな神社で行うことも多くなりましたが、本来では地元の神社でお祓いを受けるのが正式といえます。

お宮参りは、生後1ヵ月とよく言われますが、実は男の子は生後32日、女の子は生後33日の場合が多いです。
ただし、真夏や真冬は赤ちゃんへの負担が考えられるので、少し日にちをずらしてもまったく問題ないので、赤ちゃんや、氏神様の日程に合わせてお参りしましょう。

爺じ

お宮参りの時期にはもう1つパパの仕事が待っています。それは、出産祝いを頂いた方への内祝い(お返し)です。生後1ヵ月、遅くても2ヵ月までにはお贈りしましょう。お返しの目安は、頂いた金額の半分から高額なお祝いを頂いたときは3分の1程度お返すするのがいいですよ。

『お食い初め』で元気に育ってね!!

『百日(ももか)の祝い』と言い、 生後100日前後に行う行事です。一生食べ物に困らないようにという、子を思う親の願いが込められています。お祝い御膳は、それぞれに意味があり『一汁三菜』と歯固めの『石』を『食い初め椀』と呼ばれる食器に盛り付ける風習があります。 今では、可愛くおしゃれな子供向けの食器を使う家庭も多くなっています。

爺じ

ここで豆知識
一汁三菜とは『汁物・1つの主菜・2つの副菜』を盛り付ける和食の基本です。お食い初めで準備するのは『赤飯、焼き魚、煮物、汁物、香の物』でいいです。
この献立は、何と!5大栄養素である炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルがすべて含まれているんですよ。

子供が健やかに育ち成長していく姿を見守る親心がここにもあるんです。一生食べものに困らないようと願うのはどの親御さんも一緒ですね。100日といえばますます子供が可愛くなって、いろんなしぐさを見せてくれますね。みんなで祝ってあげましょう。

『初正月』

この世に生を受け初めて新年をお迎えする時ですね。そして、初めてお年玉をもらう時でもあります。初正月の儀式としては、祖父母や近親者が、男の子には『破魔弓』を、女の子には『羽子板』を贈り祝ってあげます。この贈り物にも意味があり、『魔除け』そして『子孫繁栄』祈るものです。

伝統的な儀式として行う風習があるのですが、必ずやらなけれなならないというものではないです。祖父母から初正月のお祝いを頂いたら喜んでもらってくださいね。

『初節句』

江戸時代には祝日としてさまざまな行事が行われていて、『1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日』の5日を「五節句」といい、季節の変わり目を祝う日とされていました。そして、子どもが生まれて初めて迎える節句の事を言い、子どもの成長と健康を祈るため膳を囲み祝うという風習があります。

初節句は女の子と男の子では月日が違って、皆さんよくご存じの『桃の節句・端午(たんご)の節句』に分かれていますね。

『桃の節句』

女の子のお祝いですね。生まれて初めて迎える3月3日の桃の節句です。この時期は雛人形を飾り、桃の花を飾ったり、お祝い膳を囲み子供の成長を祝います。お祝い膳は、縁起がいいとされる『蛤(はまぐり)のお吸い物、ちらし寿司、菱餅、雛あられ』が添えられます。

爺じ

ここで豆知識
雛人形のモデルになっているのは『宮中の結婚式を模した形』なんですよ。
『天皇陛下、皇后妃殿下』のように幸せな結婚が出来ますようにと娘を想う親心なんです。お雛様のような『玉の輿』にのってくれよと願っています。

『端午の節句』

5節句の1つで、男の子が生まれて初めて迎える5月5日に行う行事で、『端午(たんご)の節句』『菖蒲(しょうぶ)の節句』とも言われています。香りの強い菖蒲で厄を祓い、無病息災を願うとされています。兜や鎧、武者人形を飾るのは、子どもの身を守り、家紋や武者などが描かれた幟や鯉のぼりを立てて子どもの成長や立身出世を願う親心です。

爺じ

ここで豆知識
男の子が生まれたら鯉のぼりを空に向かってあげますよね。では、二男や三男が生まれたらどうするのかご存じですが? 実は子どもの鯉を足していくんです!!さらに面白いのが、女の子が生まれても足していくんですよ。

『初誕生』

子供が生まれてから満1歳を迎えた時に行うお誕生日のお祝いです。パパ・ママにとっても子育て1年生の卒業です。親子共々この1年間でいろんなことを学び経験するなどとても感慨深いものです。初誕生では、子供が丈夫に成長するように、食べ物に困らないようにという願いが込められ一升餅を背負わせるという風習が今でも続いています。

初誕生を祝うもう一つの面白い儀式があり、『選び取り』という子供の未来に繋がる道具を選ばせる占い行事もあるんですよ。それは、そろばんやお金、はさみや筆などを実用的なものを準備するのが一般的なんですが、いまでは、趣味を活かすものや子供が興味を持つようなものも用いるようになっています。

爺じ

ここで豆知識
今では、誕生日は毎年お祝いするものですが、昔は、満1歳の時だけ誕生を祝う家庭にとってか特別の日であったそうです。それだけ1年間健康に健やかに育ったという思いが初誕生にも込められていたんですよ。

『七五三』

七五三とは、子どもが成長する大切な時期に、健やか育ってほしいと氏神様にお参りして守っていただく儀式です。神様や地域社会からも、ひとりの人間として認められる行事で、子どもにとって一生記憶に残る初めての大仕事です。 昔は数え年で七五三のお祝いをしていましたが、現在では、満年齢でお祝いをする家庭が多くみられます。

男の子の七五三は西と東で違ったといわれています。西日本の男の子は3歳と5歳、東日本は5歳のみだったそうですが、現在では3歳は男女とも、5歳が男の子、7歳が女の子が七五三を行います。

3歳の男の子と女の子(髪を伸ばして乳児から子どもになる)

行事の意味は、3歳になり髪を伸ばし始める「髪置きの儀(かみおきのぎ)」を行います。昔は生まれて3歳までは髪を剃り丸坊主の姿で日々を送っていましたが、3歳で大人のように、髪を伸ばしても良いという意味があります。これも成長の証ですね。

5歳の男の子(僕は社会の一員になる)

人生で初めて袴(はかま)を着用する「袴儀(はかまぎ)」を行います。袴は、江戸時代の武士が公の場で身に着ける盛装(せいそう)であったことから、この儀式は幼い少年にとって、男として社会の一員になるという意味合いがあり、立派になった息子を祝います。

7歳の女の子(帯を締めて一人前の女性に)

子どもは3歳まで着るものは、着物についている付け紐(つけひも)で結んでいたものが、成人と同じ丸帯(まるおび)で結び着物を着るようになります。これは、女性として社会の一員となるという意味合いなんですね。7歳といえば、新一年生ですね。ようやくここまで育ってくれたと感慨深い一日になりますね。

ここまでが7歳になるまでのお祝い行事となります。今後は、成人になるまでには、さらに3つのお祝い行事が続きます。その行事とは!?

『十歳(ととせ)の祝い(二分の一成人式)』

20歳の成人を迎える半分である10歳を迎えた節目を祝う行事で、学校や地域などで行われることが多く、写真館などで記念写真をとる家族も増えています。『十歳式、ハーフ式、ハーフ成人式』とも呼ばれています。

13歳の厄払い『十三参り』

旧暦の3月13日前後 に、男女とも数え年13歳(満年齢で12歳のこと)でおこなうお祝い行事のひとつです。十三参りでは、その歴史も古く平安時代から始まったとされていて今に伝えられていいます。その由来は、13番目の菩薩様とされる虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)にお参りをして福徳と智恵を授かるというものです。

13参りは満年齢で12歳ということなので、干支が一巡して、初めて自分の生まれた時の干支に戻る年齢で、子どもにとっての厄年ということです。

爺じ

ここで豆知識
子供の厄年は、数え年で『1歳、4歳、7歳、10歳、13、16歳』ですが、なぜ
13歳だけ『十三参り』で厄を祓うのか?その理由は、お宮参りや七五三で神社にお参りをしていて、すでに神様が守ってくれているからなんですよ。

大人になる『成人式』

みなさんご存じの満年齢で20歳(大人の仲間入り)になったお祝い(成人式)する行事です。参加できる成人のかたは、前年の「成人の日」の翌日からその年の「成人の日」までに誕生日を迎える人となっています。

生まれてから大人になるまでは、親御さんがしっかり子供の手を握り、守り、子どもを育てるんですね。その成長を見守のも大変ではあるが嬉しい事ですし、それだけ子どもに対する愛情も「増し×増し」なんですね。

子どものお祝い行事のまとめ

子供が生まれてから7歳になるまで行うお7つのお祝い行事と成人するまでの行事と、その由来を含めご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

子どもの行事は、様々な厄を祓い神様とともに見守り無事に成長する事を願う。その節目で共に祝う儀式です。江戸時代から庶民の儀式としても伝えられている伝統的なものなのです。地域によっていろんな風習がありますが、子どもの成長を喜ぶ儀式です、ぜひ執り行ってあげてください。

お子さんが生まれた、または妊娠中のご家族に皆様の参考にと、この記事を書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。そして、健やかに育つ子どもの成長を見守っていってください。

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