東京都羽村市の伝承行事『どんど焼き』開催
羽村市の伝承行事として令和5年(2023年)1月9日(月)成人の日に開催された『どんど焼き』です。
今回は、その模様と、羽村市に伝わるどんど焼きについてご紹介します。
羽村市の伝承行事どんど焼きとは!!
『どんど焼き』とは、毎年成人の日に執り行われる羽村市の伝承行事です。
藁(ワラ)や竹で作った『塚』(小屋)の周りに、お正月のお飾りなどを飾り付けて焼き、一年間の無病息災を願う古くから伝わる伝承行事です。
令和5年は1月9日(月)に開催され、その飾り付けは前日までに『塚』が建てられ、その周りにお飾りなどが飾り付けられます。
午前8時30分頃子供達により点火され、高さ10m以上にも立ち上る炎は圧巻です。
開催場所は、東地区は羽村堰下橋下多摩川河川敷、西地区は多摩川宮ノ下運動公園の2箇所で行われました。
コロナ前は、燃え落ちたどんど火に竹の棒の先にお餅などを刺し焼いて食べたものです。今ではそれも叶わず、鎮火するのを見守るだけとなっています。
「どんど焼き」言葉の由来は
どんど焼き言葉の由来は諸説ありますが、調べてみるとこのような理由からどんどと呼ばれているようです。
・燃やし始めると枠組みに使った竹や木の棒がはぜて「どん!どん!」と音がする
・塚(小屋)を燃やすときのお囃子「尊と(とうと)尊と(とうと)」がなまってどんど焼きになった
私が見学して思ったのが、「どん!」という音と共に『どんどん燃える様子』から呼ばれているのかなと思います。
火の神様降臨!?
どんど焼きを見ていると、こんな写真が撮れました。
それは、まるで『火の神様』が降臨したかのように、時空が歪み突如現れ、徐々に時空の歪みも戻り皆の無病息災、そして全ての厄を取り除くかのように天空に去っていきました。
【火の神が現れる瞬間を撮影】
時空が歪み始め、そこに現れたのは『火の神』(写真の中央部にそのお顔が…)そして静かに天空へと厄を持ち去る様子が伺えます。
いや〜〜〜ロマンですね!!
我ながら
夢があっていいですよね
どんど焼きギャラリー
前日の準備からカメラに納めたのでご紹介します。
前日の準備
準備する人の姿から高さは7m以上あると思われます。その最上部にまで登り準備する方、そして、各家庭から持ち込まれた正月のお飾りなどが飾られ、下部には藁が巻かれています。
いよいよ明日が点火の日です。
令和5年1月9日(月)成人の日に点火
点火する大切な役目は羽村市の子供達です。少し長めの棒に火をつけ藁に火をつけるのです。
燃え盛るどんどの火
何10年か前、
私も小さな子供3人連れてどんど焼きに参加したことを思い出しました。
圧巻です!! 10m以上は火柱が昇っているのではないでしょうか。
火の周りには人々が集まり、『コロナ退散・無病息災・豊作・商売繁盛・家内安全・子孫繁栄』を祈りに込め、火の神(どんど焼き)に1年間の災いを払いってもらっているのでしょう。
そして静かに鎮火する
塚(小屋)の中心である柱が燃え尽き火は静かに鎮火していく。この時は火の勢いもなく子供達が長い竹の先にお餅などくっつけて『餅焼』をして熱々を食べるのが楽しみだったのですが、コロナ禍、残念ですができないのが少しばかり寂しいのは私だけでしょうか。
そして、羽村市のどんど焼きは終了するのです。
来年こそは、お餅を焼き食べてみたいですね。
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